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2013年2月の15件の記事

2013年2月27日 (水)

自然史標本の最新作成技術と魅せ方(後編)

■ツノゼミ
九大の丸山宗利助教が講演。
昨夏の展示を見逃していたので、興味津々でした。
昆虫の種類の中で、極めて例外な大きさの
昆虫ばかりが「昆虫」として扱われているけど、
多くの種類はとても小さいのが大半とのこと。
ああ、それは水生昆虫の世界が、
そのまま大きいくくりでも言えるのですね。

ツノゼミはとても魅力的で、
「嘘みたいな造形」に釘付けでした。
日本にもいるので、フィールドで見つけてみたいです。

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あと、深度合成写真撮影法にも大いなる関心を持ちましたが、
あれはやっぱ両方の機材があって成立するのでしょうか。

 

■封入標本
兵庫県立人と自然の博物館の三橋弘宗研究員が講演。
面白かったです。

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透明標本の講演で家庭内実験の敷居が上がった分、
「これならできるかも」という気になりました。
封入するまでの手順に試行錯誤が生じそうですが、
それはそのまま自由研究の課題にできそうです。
九大の博物館やホネホネ団と同じく、
博物館が社会に歩み寄る姿ってのは、
我々庶民にとっては、とても喜ばしいことです。

■ベッド・サイド・ミュージアム
九大の阿部祥子研究員が講演。
博物館に行けない、行けても
展示をみることに苦労する子どもたちのために、
手に取れる形で提供して楽しんでもらいたいというプロジェクト。
会場の後方に展示してあるアクリルケースを休憩時間に
見たときに、なんでこんなに小さいのだろうと思いました。
木枠ではなく、透明な撮影ケースの中の
色鮮やかな蝶や、くっきり見えるツノゼミや甲虫は
ビビッドでとても綺麗でした。
それらはこれを想定して到達した標本の形でした。

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いずれの講演も面白くあっと言う間に17時を迎えました。
念願叶って、あの方やこの方とお話することもできました。
終わってから、別ツアーにも参加させてもらいましたが、
ヘビー(というかウツボ)で、学問の深遠さが
垣間見えて、ただただ驚嘆するばかりでした。

博物館が移転すると、遠くなってしまうので、
これからも面白そうなイベントはどんどんチェックすることにしましょう。

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九州大学総合研究博物館 web

2013年2月26日 (火)

自然史標本の最新作成技術と魅せ方(前編)

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なんとか行けました。
間に合ったとこからのメモです。

■なにわホネホネ団@大阪市立自然史博物館
団長の西澤真樹子さんが講演。
本屋さんから購入した本が、
蔵書管理やらブッカー掛けをするまでは、
図書館に並べることができないように、
動物の死体を博物館に展示するまでの標本化を行い、
忙しい学芸員の手助けをしているのがホネホネ団で、
厳しい入団試験を突破した団員は、240名を超えるそうです。

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結成以降の標本の数がぐんと上向くカーブや
マスコミへの賢い諸対応には、感嘆を禁じ得ません。
男女比で女性の方が多いことにも驚きましたが、
どうイメージしても私にはできそうになかった…ので、
ある意味納得かもしれません。
ただ、動物の死体を標本とする意義は理解できたので、
山で遭遇した時に備えて、準備はしておこうと思いました。

 

■透明標本
冨田伊織さんは透明標本を世に知らしめた第一人者です。
私も嫁さん(絵本好き)経由で知りました。すごい。

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写真を用いて手順の解説がありましたが、
透明化の課程で発生する異臭は相当のようです。
うーん、自由研究で手を出すには、
我が家的には厳しい模様です。
綺麗に見せるをとことん追求すれば
学術的な意味を超えていろんな人の目に留まり、
フィードバックされて認知の底上げや技術の向上に繋がる。
良い循環だと思いました。

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2013年2月24日 (日)

春の楽しみ

昨日の九大博物館の自然史標本の公開講演会、
予想以上によかったでした。ほねほね団恐るべし。
大御所や期待の星の方ともお話できたし
行って良かったです。レポは後日にでも。

今日は、毎年恒例のツアーに行ってきました。

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これと

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これ。春の喜びを堪能しました。

帰りに海の綺麗な海岸で子どもらを
リリースしていると、
よさげな極小河川があります。

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私もウエーダーを手に
リリースさせてもらいましたw

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テナガエビ

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ビリンゴ スミウキゴリ

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ゴクラク

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カワヨシ? トウヨシノボリ

風もなく暖かいでしたが、
水の中は冷たかったです。
よいフィールド始めとなりました。

2013年2月20日 (水)

浮かない理由

折角の休みがあっても、雨に降られたりして
なかなかタモ網を持てません。

明日、どうしよっかな。
天気は良いみたいだけど、
1.今日と同じくらい寒いみたいだし、
2.大陸から異国情緒丸無視な物体が来るみたいだし、
3.ダニ方面もなんだかやな感じ。

ついでに言えば、某クモもこちらはメッカですが、
これはあまり気にしてません。

どの要因も、昨日今日に始まったことじゃなくて、
有り体に言えば、去年と大して変わっていないというのに、
このテンションのもやもや感はなんなんだろ。
これが複合作用ってやつかしら(←違う)

も一つあった。
4.ガソリン高い。

カミ様の供物調達ぐらいにして、
おとなしく水槽掃除でもしたもんだか。

2013年2月18日 (月)

最近のカミ殿

一時、病に伏しましたが、無事快気しました。
対応はメチレンブルーは1回投入したのみで、
水換えを心持ち多め、0.5%塩浴は続けています。

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正面から。
魚類検索で言うところの「後頭部と頬部に隆起線がある」
が確認できます。

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お腹がぼてっとしてるのは、
獲物を飲み込んでるわけではなくて、
ややお腹の皮がたるんでいるように見えます。
考えなしに与えすぎたようです。

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申し訳ない。

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撮影時に背景に使っているポスターです。

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「にじいろさかなとおおくじら」
ずーっと前に絵本展で購入したものですが、
こんなことで使うことになるとは、
思ってもいませんでした(笑)

2013年2月17日 (日)

最近読んだお魚関連本2

もうちょっと読みました。

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■泣けない魚たち(阿部夏丸)
かいぼり/泣けない魚たち/金さんの魚

1話目「かいぼり」がよいでした。
その小川の価値を十分に知っていながらも、
経済活動のために差し出す悲哀…、
があると信じたくなるようなお話。
あってもなくても結果は同じで、
それが至る所で繰り広げられて
今の寒々しい三面水路ばかりの光景になってしまいました。
返す返すも残念ですって感想になるんだろうな。
とても読みやすい児童書です。

■諫早干拓関連書籍
まずは読んでみましょう。
…エグいです。特にルポのほう。
全編を通して描かれていますが、
賛成も反対も同じ漁民で争う構図と
なってしまう不幸や、元は豊かな海の
恵みをみんなで受けていたのに、
地元がバラバラになってしまう下りは
やるせない気持ちでいっぱいになります。

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先日、新年会のメニューに
「タイラギのサラダ」がありました。
人生初タイラギです。
貝そのものはあっさりしてましたが、
潜水服を着てのタイラギ漁が脳裏に浮かび、
味わい深く感じました。

現地も見に行ければいいな。

2013年2月16日 (土)

最近読んだお魚関連本

気になっていた本を
図書館でまとめて取り寄せました。

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■水と地球の研究ノート5冊シリーズ(武田晋一)
・町の中の泉
・とける岩の洞くつ
・木が生える沼
・消えない水たまり
・ごみ水路水族館

カメラマン・タケシンが
気になる自然をきっかけに調べてみたら、
地球の色んな姿が見えてきたよってお話。絵本寄りです。
題材が面白くて、しかも身近なスポットで、
紹介者に知ってる人の名前があったりしてと
ページをめくる度に色んな発見があります。
町中の泳げる湧水見てみたい。
沼も気になるし、両生類も面白そうです。
ごみ水路水族館は容赦なしでした。
最後のページにタケシンの撮影スタイルの写真が
あるんだけど、こんな格好してるんだと
そちらにも興味がわきました。

■図説 川と魚の博物誌 (渡辺昌和)
日淡好きなら定番!のハズ。
あちこちのブログでも取り上げられています。
ようやく手にしました。

科目ごとに羅列されるのではなく、
地方ごとに魚を紹介しています。
まずは「九州地方の川と魚」からで、
それは九州が、多くの淡水魚が中国大陸から
九州を経て日本列島に分布していった、始まりの地だから。
各地域の特色ある魚が順次紹介されていて、興味深いです。

川の風景写真がとても綺麗です。
魚も感嘆の美しさで、見ていて飽きません。

外来魚や採集禁止などの規制、
漁業権についてなどの辛辣なコラムは、
とても共感するのですが、この本は10年以上前の
1999年に出版されたにも関わらず、
未だ解決となっていないことを思うと深く考えさせられます。
いつも手元に置いておきたい本です。

2013年2月15日 (金)

標本の公開講演会

九州大学総合研究博物館にて公開講演会の案内がありました。→ HP
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「自然史標本の最新作成技術と魅せ方」
2013年2月23日(土)13:00~17:30

標本の最新作製技術と魅せ方を錚々たる演者がお話しします。
透明標本、プラスチネーション、骨格標本の作製法や、
それらを活用するさまざまな現場の様子も紹介します。
生きもの好き、標本好きはきっと楽しめる内容です。
また、展示だけではない、生物多様性の美しさや
面白さを市民へ普及する仕事の可能性についても紹介します。
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とっても魅力的です。廃液の処理の方法とか聞いてみたいです。
問題はその時間に行けないこと。嗚呼、それが全てだったりします。
もう少し前に告知があればなんとかなったのですが(痛嘆)。

2013年2月14日 (木)

移動水族館@小倉

魚部の今年度最後のイベント
移動水族館に行ってきました。行けました!
南九州シリーズが終わったのでようやくアップします。

シマヒレの実物を見たいってのがメインの動機で
あとは、日淡好きならではのミーハー根性です!
アーケードより1本西の道路を開放した
小倉市政50周年記念のイベント会場にて
ドドンと展開されていました。

歩行者天国の道路も会場もすごい人出で、
水槽を覗く人の波が途切れません。
カメラを持って水槽にへばり付くのも
気が引けるので、ぐるぐると水槽を見るついでに
写真もそそくさと撮らせてもらいました。

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たしかそうだったなと思い出して
名前を付記しましたが、
もし違っていたら、私の編集の問題です。
ご指摘下さい。

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シマヒレヨシノボリ

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ヒナモロコ

Dsc05157
イシドジョウ

Dsc05158
エゾホトケドジョウ、ホトケドジョウ

Dsc05162
カワバタモロコ

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クボハゼ(だったと思います)

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ヌマエビ、被写界深度が浅すぎでした…。

ひとしきり写真を撮った後は、
初めて顧問の先生にご挨拶できました。
(御殿さんとニアミスしたようです。残念!)
今後も魚部の活動を応援してます。

2013年2月13日 (水)

鹿児島も

ついでに鹿児島にも寄れたのですが、
特にお魚関係は回らず。

鹿児島の水族館と言えば、いおワールド。HP
日淡に浸かる前に何回か行った覚えあるのですが、
淡水魚は唐突感のある「アマゾンの世界」くらいしか
印象がないのです。webを見ても特に言及ないし。

設立に関わって館長になった人の本「水族館に生きて」
を読んだのですが、若い頃は、フィールドで、
イタセンパラやオヤニラミに会っていることを
書いている割には、鹿児島の水族館のくだりになると
小さいうちのピラルクーを購入して、
大きくして展示するんだ!という要旨で、
川の生き物には、あまり関心が向いていないようで残念でした。
黒潮で運ばれてくるハゼとか、
さぞかし見応えありそうなんだけどなぁ。

もう梅が咲いていました。

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南九州をあちこち回ったのですが、
車中で読もうと思っていた本は、
一度も取り出せずでした。
車窓から見えるたくさんの川に釘付けなのです。
雰囲気良さげな川ばかりで、これはGPS機能があれば、
あとから場所が特定しやすいのかなとか、
いっそのことビデオをずーっと回していたいと
悶々とするのでした。

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